ちらし配りについては、三年前164号で紹介させていただきました。その後も配り続けていますが、ちらし配りハプニングの続編を紹介致します。

 

車でちらし配りに行ったら、駐車スペースが見つからなかった

 車で行くと楽だし、教会の人も誘いやすいし、ということで、3人でちらし配りに行きました。すると、小学校付近は意外と駐車スペースがないことに気づきました。グルグル回って、結局、5分ほど離れた駐車場に車をとめたのですが、その間に、小学生はどんどん下校してしまい、ほとんど配れませんでした。以来、初めての場所に車で行く時は、駐車スペース探しの下見が大切であると痛感しました。

 

ちらしを配ったら、近所の人の通報により、副校長が止めに来た。

 下校時にある小学校の前でちらしを配っていたら、突然副校長が学校から出て来て、近所の人から通報があったけれど、何を配っているのか聞かれました。祈りつつ、ていねいに、「小学生の体験教室の案内です」と言ってちらしを見せると、配ってはいけないとは言われなかったのですが、「校門前で配ると、学校からの配布物と誤解されるので、離れた場所で配ってほしい」と言われました。それで、校門からなるべく10メートル位離れて配るようにしました。また、先生と話した時に信頼していただけるように、服装や持ち物などをきちんとし、教会案内や名刺などの用意があればよかったと感じました。

 

マンガトラクトと一緒に配ったら、歩きながら読んで電柱にぶつかった子どもがいた

 OneHopeという超教派団体があって、マンガトラクトを送料のみで提供してくださっています。それで、ちらしだけでなく、マンガトラクトと一緒に配ったら、ものすごく反響があり、「マンガちょうだい!」と取りに来てくれる子どももいて、うれしい悲鳴でした。けれども、「家に帰って読んでね」と言っても、その場ですぐに歩きながら読み始める子どももいて、はらはらしました。そのうちの一人は、マンガに集中する余り、電柱にぶつかってしまいました。子どもにていねいに目を配り、声掛けする必要性を感じました。

 

マンガトラクトと一緒に配ったら、創世記の所を見て「エロい」と言われた

 マンガトラクトの中でアダムとエバの物語から始まっているものがありました。そうしたら、それを見るなり、子どもたちがキャーキャー言い出すわけです。どうしたのかと聞いたら、「エロい」とか「きもい」とか言います。内容はオーソドックスですが、初めに神に創造されたアダムとエバが裸なので、それに目が留まったようなのです。「ほら、全然エロくないよ。ここではちゃんと洋服着ているよ」と言ってもニヤニヤしています。でも、とにかく、知らなかった子どもたちと話すきっかけができてよかったと思います。願わくは、教会に1回でも来てくれますように。

 

ちらしを配ったら、紙飛行機にして歩道橋の上から飛ばされた

 ちらしを配って、「いらない」と言われたり、黙って無視されたりすることもあるのですが、

「もっとちょうだい」とたくさんもらいに来てくれた子どもがいたので、友だちを誘ってくれるのかな、と思いました。(そういう子どももいました。)けれども、一人の男の子は、ちらしで紙飛行機を折って、歩道橋の上から飛ばし始めました。ちらし配り終了後に道路に出て、拾い集めました。後でその辺りを回ってみると、よその家の玄関にちらしを投げ込んで行った子、ちらしをくしゃくしゃにして丸めて捨てた子もいて、拾い集めて帰りました。

 

ちらしを差し出しても、受け取ってもらえない学校があった

 Y小の前で配った時は、ほとんどの子どもたちが困ったような顔をして受け取ってくれませんでした。近くの公園で配ろうとすると、「あのね、知らない人から何ももらってはいけないって言われたの」と子どもが教えてくれました。この時節柄、仕方がない指導とは思いつつ、いつまで自由にちらしを配れるのかわからない、近い将来、宗教活動の自由が失われることがあるかもしれない、と危機感を覚えました。今与えられているチャンスを十分に生かしたいと思います。一つの学校の前で集中的に配り続けて、禁止されてしまうことのないように、年間に3回位までにして、町田市内の小学校を順番にまわって配るようにしています。

 

たった20枚しか配れなかったのに、2人新しいお友だちが来てくれた

 最後にちらし配りで感謝だったことをまとめます。時間が遅くなって、20枚位しかちらしを配れなかったことがありました。でもその中から、2人の新しいお友だちが、翌日ジョイキッズに遊びに来てくれました。そして、3週違う小学校前で配ったのですが、3週連続で2人ずつのゲストが来てくれて、神様の奇跡と憐み、励ましを感じました。たくさん配ったから子どもたちが来てくれるのでなく、神様が1枚1枚のちらしを用いてくださることを実感しました。

 

コンスタントにちらしを配ろう

 よく、「イベントにはたくさんの初めての子どもが来ても、次の週にはいつものメンバーだけ」と聞くことがあります。確かにイベントの時と普通プログラムの時では、参加者の数が違います。でもよく考えると、イベントのためには何百枚もちらしを配っても、普通のプログラムのためにはちらしを配ることが少ないからかもしれません。どのちらしが、いつ誰のために用いられるかわかりません。毎週コンスタントに、ちらし配りを続けて行きたいと思います。

 

新しいゲストが年間30人与えられた

 教会学校に来る子どもたちの中心はクリスチャンホームの子どもたちですが、地域から、去年も一昨年も30人のゲストが、土曜日のジョイキッズに遊びに来てくれました。小さな働きではありますが、1回でも福音を聞いた子どもが、将来導かれて、神様を信じる日が来ることを祈って、種を蒔き続けたいと思います。

 

「あなたのパンを水の上に投げよ。ずっと後の日になって、あなたはそれを見いだそう」「朝のうちにあなたの種を蒔け。夕方も手を放してはいけない。あなたは、あれか、これか、どこで成功するのか、知らないからだ。」(伝道11:1,6)

(聖書の光 178号)

 

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