先日、7つの教会合同で開催された青年セミナーで、「恋愛」について学ばせていただく機会がありました。参加者は20代から30代のクリスチャンということで、和やかな中にも、聖書を中心とした体験型学びをさせていただきましたので、ご紹介させていただきます。

 

1.自己紹介とQ&Aコーナー

参加者は、12名ぐらいずつのサークルになってすわり、最初に自己紹介をしました。自己紹介と言っても、「ノリって呼んでください」のように呼び名を紹介し合い、誰かにボールを投げて、「休日にはどんなことをしますか」のように気軽な質問を投げかけました。ボールを受け取った人はその質問に答え、自己紹介し、誰かに別の質問をして、一周しました。

 

2.現在の恋愛クイズ

 学歴、経済力、外見、性格、親を大切に、愛、家事育児の中から、一般の大学生のポイントの高い順に、男性、女性別にベスト3を予想してみました。男女の違いが明らかになりました。

 

3.アンケート

無記名で次のようなアンケートに答えてもらいました。

  • 今まで恋愛の経験はありますか。( )回
  • 恋愛について教会で相談することができますか。

( )誰にも話せない。( )一定の人に相談し祈ってもらっている。( )教会に行っているのでみんな知っている。

( )経験がないのでわからない。

  • 恋愛に関する悩みで当てはまるもの全てに○をつけてください。(一部抜粋)

 ( )対象になる相手がいない。

 ( )事情があって付き合えない。

 ( )御心かどうかわからない。

 ( )自分に自信がなく、異性の友達ができない。

 ( )忙しくて余裕がない。

 ( )経済的に余裕がない。

 ( )過去の傷でそういう気持ちになれない。

 ( )長続きしない。

 ( )妄想にとらわれる。

 ( )恋愛の悩みで仕事や勉強が手につかないこともある。

 ( )相談できる人がいない。

  • あなたの意見として賛成のものに○をつけてください。(一部抜粋)

 ( )相手がクリスチャンでなくてもいい。

 ( )軽いタッチは当然だと思う。

 ( )ラブラブな感情は必要ない。

 ( )プラトニックラブは可能だ。

 ( )結婚を前提としない交際はありえない。

 ( )個人の問題なので親や牧師が反対するのはよくない。

 ( )理想的な人がいなかったら、現実的に妥協する。

 ( )理想的な人がいなかったら、一生恋愛できなくてもよい。

 ( )祈っていれば理想的な恋愛ができる。

 ( )恋愛できないのは、自分に問題があるからだ。

   ( )事情があって式が挙げられない場合、籍を先に入れてもよい。

 

アンケート記入後に全体の分を集め、再配布した上で、○のついていたものに挙手をしてもらいました。参加者の実情と悩みが明らかになってきました。

 

4.聖書に学ぶ恋愛

①士師記に学ぶ苦い恋愛(士師15:14-16:21)

  • サムソンに与えられていた祝福は何か。
  • なぜサムソンはその祝福を失ったのか。
  • 今日の失ってならないものとは何か。

②雅歌に学ぶ甘い恋愛(雅歌1:9-2:6)

  • 男性は女性にどのように呼びかけているか。
  • 女性は男性にどのように応えているか。
  • 雅歌は恋愛についてどう見ているか。

③新約聖書の高い理想

  • ガラテヤ5:19によれば、何が罪と言われているか。
  • エペソ5:11によれば、恋愛中はどういう姿勢が大切なのか。
  • Iテサロニケ4:3-6のみことばを現代のことばに言い換えるとどうなるか。
  • ヘブル13:4によると、結婚前に性関係を持ったり、配偶者以外の人と性関係を持ったりするとどうなるか。

 

3つのグループに分かれて上のテーマで聖書研究をし、まとめの時間では、それぞれのグループの代表が答えを分かち合いました。

 

5.きよい恋愛の実践編

①折り紙に似顔絵を描き、2枚を糊付けして、しばらくしてからはがすことを通し、くっつくのは一瞬だとしても、はがそうとするとびりびりに破けてしまって、元に戻れないことを学びました。

②恋愛のそれぞれの段階において、天使の声とサタンの声を聞き分ける体験を通し、自分の感情に流されるのではなく、みことばの声に耳を傾けていく必要があることを学びました。

③VDリスク体験トランプ

 性関係を持って性病に感染してしまうリスク、妊娠してしまうリスクなどがどれくらい高くて危険であるかを学びました。

 

6.ワーシップ

①ローマ12:1を通して、私たちの体を神にささげる祈りをしました。

②ヨハネ8:11を通して、過去に罪を犯していたら、主に告白して赦しを求め、罪から離れるように祈りの時を持ちました。

 

 その後、自由なフェローシップの時となり、コーヒー・ティーとケーキをいただきながら、気軽な交わりをもつことができました。このようなセミナーが年に2回は開催されているということで、地域教会の連帯の力を感じました。

 

(2009年聖書の光158号より転載)

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